●第十五回公演 『白と黒の境界線』

ビルの一室、とある事務所にやってきた1人の女。
「小林探偵事務所」
颯爽と依頼を引き受けたものの、いまいちハードボイルドに決まらない2人の男。
登場人物一同がふと気が付けば、とんでもない絶体絶命に陥っていていたりもする。
嘘をつき、嘘をつかれ、人生は時に────なんてこった。
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特別座談会 7月某日
稽古場の別室にて。廊下の向こうでは稽古の叫び声がこだましている。

1:今回出演していない3人

佐武 始まりましたよ。
下緒 録音始めてみました。
砂田 あらー。
佐武 えー、そしたら、
砂田 しきっとる!
下緒 無理矢理仕切ってますね。
佐武 えー、今日集まってもらったのは
砂田 他でもない。
下緒 他でもない!
佐武 ほら、静かに。
女2人 ……(無言になる)
佐武 …喋って良いよ。
女2人 どっち?

2:まずは、羅針盤について

佐武 まずは、さとちゃ。あ、さとちゃって言っちゃった。
下緒 ちょっと!

さとちゃは下緒の本名が元になったあだ名である
ちなみに砂田のあだ名はサンディ(砂→SANDなので日曜日は関係ない)

佐武 今のとこピーで。
砂田 ピー。
下緒 羅針盤についてって、一体何話せばいいか決めません?
砂田 あ、それいいかも。
佐武 そこから?
下緒 だって羅針盤に入ってまだ…1年経たず。
砂田 あたしもです。1年経たず。
下緒 だから羅針盤についてって言われても。
佐武 そうかあ。
下緒 佐武さんって入ってどのくらい?
佐武 僕は…1年経ったかな?
砂田 もっとじゃない?
下緒 あたしたちでもうすぐ1年ですよ。
佐武 嘘。あれ…えーと、もうすぐ2年なんだ!
下緒 え、すげえ。
佐武 あと3ヶ月で2年なんだ。
砂田 わーーー。

一同拍手

砂田 羅針盤について一番知ってるのは佐武先輩だよ。
佐武 とりあえず楽しいよね。
下緒 間違いない。
佐武 楽しい劇団やね。平田さん中心でね。
砂田 平田さん中心で。
佐武 影に春海さんがおってね。
下緒 あたしまだ会ったこと無い。
佐武 あー、ここピーで。
砂田 ピーばっかりだ。

ノーカットでお楽しみください

下緒 最初劇団に見学来るじゃないすか。そんときに、どんな感じやと思いました?
佐武 僕の時は新人さんがいなかったんで、岡本さんが一番若手だった。
下緒 大人の世界。ちょっとアダルトな感じ?
佐武 ちょっとドキドキしながら。今みたいに若い人がいなくて、
砂田 失礼だぞ。
佐武 すまん。
下緒 じゃめっちゃ構ってもらえたってこと?
砂田 すっごい可愛がってもらって?
佐武 最初のころあんまり行けなくて、車校とか大学とか。
(07年)6月に初めて見学させてもらって、出たのが12月(劇団KAZARI@DRIVE『葉隠』)。
砂田 結構経ってる。半年経ってる。その間はお手伝い?
佐武 ちょっとだけだけどね(笑)。
下緒 最初ってドキドキドキドキして、
佐武 した。
下緒 ドキドキしなかったサンディ?
砂田 あたし、佐武くんの紹介で入ったから。

佐武と砂田は同級生である

下緒 あ、ずるい。
佐武 ずるいんだ。
砂田 すいません。
下緒 うーしーはした? ドキドキ。

実はこの場にもう1人いる(新人劇団員の佐々木健太郎=うーしー)

佐々木 いいの喋って?
佐武 うまいこと編集するから。
佐々木 いいよ、俺はいないものとして。
砂田 えー。
下緒 何でだよ。
佐々木 見てます。
佐武 じゃあ、面白かったら笑って。
砂田 重要重要。
佐武 多分、(笑)とかWWって入るから。
砂田 えー。
下緒 え、WWって何?
佐武 (笑)って意味だよ。パソコン通の。オタク的な。
下緒 オタク?
佐武 だから、中井さんの初期の日記とか(笑)の部分に入ってるよ。
砂田 それちょっと失礼やな中井さんに。
佐武 (虚をつかれたらしい)おおぅ…。
下緒 でもその発言の方が差別的だよサンディ。
砂田 えー!
佐武 そうだよそうだよ!
第一、中井さんはもうれっきとした、自信をもったオタクだからね。
女2人 ちょちょちょ!
砂田 じゃあ言って良かったのかな。あー、うー、ごめんなさい。
下緒 中井さんてオタク?
佐武 オタクだよ。
砂田 言い切った!
佐武 なんか変な人形を…美少女的な。買ってなかった?
下緒 それ佐武さんの妄想じゃない?
砂田 あー、でもそんなこと言ってたかも。
下緒 素晴らしい。
佐武 だからそれ聞いたときに、
砂田 こら! こら! もー、平田さんの予想通り中井さんの話になってるじゃないか。
下緒 羅針盤についてが中井さんになっちゃった。
佐武 ほら、中井さんがおってこその、ね。
下緒 羅針盤。
砂田 それじゃ今はどうなるの(笑)。

ちなみに中井保弘は今年3月をもって東京に進出中
今公演の最終日に駆けつけてくれた
本当にありがとう

下緒 何か、この『白と黒』も手伝ってくれるみたい。東京から戻って。
砂田 うわさうわさ。
佐武 もう永久就職すればいいのに。
下緒 え、結婚? 誰と?
佐武 いや羅針盤に。
下緒 びっくりするじゃん。結婚て思わんだ?
砂田 思わん思わん。
下緒 何でだよ。結婚だよ。
砂田 さとちゃの中で、永久就職は結婚ってこと?
佐武 え、そうだよそうだよ。
下緒 そうだよ。永久就職って結婚だよ。
佐武 女の人に対して使うんだよ。
砂田 え、嘘。中井さんウェディングドレス?

一同爆笑

砂田 まずい。どうしよう。中井さんの話しかしてない。
下緒 羅針盤の5周年とか話さなくていいの?
佐武 じゃあとりあえず、
一同 5周年おめでとうございま〜す。(拍手)
下緒 5年前何してましたか?
砂田 おお、仕切り直した。
佐武 5年前? 16歳。
砂田 くっそ若いなあ。

羨ましそうにボヤいている砂田も同い年である

佐武 高1か高2かな? 何もしてなかった。只生きてた感じ。
下緒 只生きてるって素敵。
砂田 良かったね羅針盤に出会えて。
下緒 良かったねえ。じゃあ今は?
佐武 今? 今は羅針盤。
下緒 に生きてる感じ?
佐武 ちょいちょい。3ヶ月に1回ぐらい生きてる感じ。
砂田 分かる!
下緒 羅針盤しかない2週間とかあるよね。
佐武 家族に会えないけど、皆に会える毎日。
下緒 しかも案外、本番ちょっと前の何日間が一番羅針盤に生きてる。
砂田 あー、分かります分かります。本番よりもね。
下緒 脳みそ9割方羅針盤、生活の8割が羅針盤。残りの2割で他のことやってる。
佐武 食事とかね。
砂田 ほとんど劇場にいるもんね。
下緒 本番ちょっと前の人生は全部羅針盤。
砂田 それが3ヶ月に1回やってくるね。
下緒 で、サンディさんは? 5年前?
砂田 高校2年生? 私演劇部でした。私演劇部に生きてました。
下緒 じゃあそれからずーっと、芝居に生きてる感じですか?
砂田 高校3年生の4月で引退だったんですよ。だから、あ、(佐武を見て)あくびしましたね佐武先輩。
佐武 してないよ。
下緒 佐武さんて今リポビタンD的なもの飲んでますか?
佐武 飲んでないよ。
砂田 何で何で?
下緒 なんか、匂いがした。もしかして香水とかだったら失礼かと思って。
砂田 体臭じゃないかな。
佐武 体臭がリポDなんだよ。ちょっと黄色いの。服とか。
砂田 うわあ。
下緒 でも皆元気になるよ。
佐武 身体で製造してるんだよ。すい臓かどっかで。
砂田 周りの元気を振りまいてるね。
下緒 どうしよう羅針盤について何も喋っていない。
佐武 まずい。
砂田 まずいまずい。

完全に堂々巡りである

砂田 今回第十五回公演。
下緒 『白と黒の境界線』。サンディと私は十三回からしか参加してないけどね。
砂田 その前の十二回は見ました。『PEACH-f(x)』
下緒 あ、同じ。まだお客さんだった。それを見て、
女2人 十三、十四に出ました。
佐武 なにそこでユニット結成しとるん。
下緒 声ハモったね。
砂田 同期だから。
下緒 同期の桜。
佐武 もう十五回だもんね。早いよね。
下緒 羅針盤にはいると時の流れが早い気がする。
佐武 分からなくなる。すっごい前の公演だけど、実は1年以内とか。
下緒 十三回と十四回、あっという間に駆け抜けてる。
砂田 駆け抜けた駆け抜けた。
佐武 2本だと時期にしたら6ヶ月。そんな経ってないのにね。
下緒 すっごい前の話みたい。
砂田 すっごい怖かった。『REBIRTH』の時。何にも分かんなくて。
下緒 怖かった! 一言何か喋るのもドキドキしてたよね。
砂田 ドキドキしてた。すごい、
下緒 ハケて(退場して)待ってるのも怖かった。ここに立ってていいのかなって。
砂田 あーそれ! すっごい分かります!
下緒 何か、めちゃ考えた。
砂田 共通の、暗黙の了解が分からないから。
下緒 全然暗黙じゃないもんね。教えて欲しいもんね。「あの柱を〜」って言われて、
砂田 その柱が分かんない。どれ?って。平田さんの指示も、ね。
下緒 柱?っていっぱいあるけどどれ?って。
砂田 で聞いてなかったら、ね、それもそれでダメだから、分かりませんって平田さんに言ったらね、
女2人 「めんどくせーな」
佐武 ……(苦笑)。

座長のダークサイドが暴露されているせいか、佐武が沈黙を守っている

下緒 なんか、日々ドキドキ、
砂田 日々ハラハラでした。
下緒 ですよね、「あの壁に白いテープ貼っといて」って言われても壁? 壁だらけ、だけど?
砂田 何で白いテープ貼るんやろって!
下緒 目的が分からなくて、貼ってたら「もうちょっと上に」って何で上?
砂田 なんでだろーって!
下緒 で、本番であー、そういうことかって!
佐武 目印とかね、階段の段差とかね。

役者が暗転中に見るガイドラインが舞台の影にあるのだ

砂田 まだ1年経ってないんだよね。
下緒 遙か彼方だね。
砂田 『彼方の空から』(前回公演タイトル)
下緒 彼方の空からサンディ。そんなこと言う、サンディ?
砂田 分かんない(笑)。あー、語った語った羅針盤について。
下緒 さすがさすが突破口はサンディだった。
佐武 順調すぎるよね。だって5年で十五回て。ちょうど1年で3回ずつ的な感じだよ。
下緒 あ、じゃあ十周年のときには第三十回でめちゃ記念な感じじゃないですか。
砂田 ホントだー。
下緒 素晴らしい。佐武さん十周年はいくつですか?
佐武 26じゃない?
下緒 じゃあそしたら今の岡本さんぐらい?
佐武 もうちょっと若いんじゃない?
下緒 違った、今のあたしだ!
砂田 元やん(元山優子)もじゃない?

ちなみに岡本は先日29歳になった

3:羅針盤代表・平田について

下緒 十周年になったら平田さんていくつ?
砂田 明かしていいの?
下緒 ダメだったらピーになるんじゃない?
佐武 今年平田さん32? 33?
下緒 33?
砂田 31?
佐武 32じゃない?

劇団HPで公開されまくっているわりにはこのていたらくである

佐武 あと5年経ったら37。
下緒 四捨五入したら素敵なことになる!
佐武 素敵だね!
下緒 大変だね。
砂田 でも変わらなそう。
佐武 あ、うまいこと平田さんの話題になった!
下緒 凄い、お手柄!
砂田 お手柄お手柄。
佐武 37歳か。
下緒 今37じゃないよね。
佐・砂 (爆笑)
下緒 でも平田さんて、若いっていうか、何か不思議な感じじゃない?
佐武 年齢不詳だよね。
砂田 だと思う。
下緒 でも、
佐武 でも?
下緒 あ、何喋っていいか分かんなくなってきた。
佐武 ね、これを文章に起こすのが平田さんかと思うと、どう喋っていいやら。
砂田 困った。

各スタッフが多忙を極めた結果、原稿起こしの仕事が何故か座長に回ってきている

砂田 平田さんの第一印象か。
佐武 とりあえず舞台の時と声が違う。
砂田 あーーー、分かります。
佐武 舞台に出てるときの平田さんを見てから、実際に会うとあれ〜?ってなる。
砂田 佐武さんが始めた観たのがあれだったからでしょ?
下緒 あれ?
佐武 『三日月』だったの。
下緒 あー、なるへそなるへそ。ヤクザの一松。
佐武 そ、舞台ですごいカッコイイ声でピヤーってやってたのが、劇団に入って説明してもらうときに、
下緒 あー、平田さんの第一印象って「説明」って感じする。
佐武 するするする!
下緒 立て板に水的な感じで。
砂田 難しい言葉出てきた。
下緒 すっごい詳しく説明してもらったあとに、「で、質問は?」って聞かれてすっごい困った。
佐武 困った困った!
下緒 今の説明で分からなかったところってどこだったかなって、
佐武 またあったら言います、みたいな。
下緒 私なんか無理矢理、どうでもいいことひねり出してう〜〜ポンて!
砂田 (爆笑)どうでもいいことをポン!

座長がこれまでどうでもいい質問に答えてきたらしいことが明らかになった

砂田 私は、平田さんの第一印象はタンクトップだった。
佐・下 (爆笑)
下緒 夏だからだよそれ!
砂田 ビックリしませんでした? あんまり、街歩いててタンクトップ1枚の人って、
佐武 街にはいないよ。え? 街歩いてた?
砂田 いや稽古場に行ってだけど、
佐武 稽古でしょ? 稽古なら普通みんな着てるよ。
砂田 普段、稽古に行く日々じゃなかったから、初めて稽古に行ったときにビックリした。
下緒 確かに。イメージとしては、冬でもタンクトップ的な(笑)。
佐武 あと黒い服ね。ピンクか赤か黒だと思う。
下緒 そんな感じするね。青とかあんまり着てない。
佐武 黄色も見ない。黄色はどっちかと言うと岡本さん。

一同爆笑

砂田 何で笑ってしまうんだろ。平田さんの黄色。
佐武 赤だよねイメージは赤。
砂田 うんうん。赤だな。
下緒 平田さん今日車のバッテリー上がってたよ。
佐武 そうなの? 羅メールで流れてたよね。(羅針盤メンバー専用のメーリングリスト)
砂田 車がダウンしましたって。
佐武 ありゃあ。青デミオ。
下緒 そう、青デミオくん。可愛いよね。
砂田 ドキっとするよね街で見かけると。
佐武 前ドキっとしたら平田さんだった(笑)。びっくりした!
砂田 案外いるよね、青デミ。
下緒 今のまるっとしたのじゃなくて四角い青デミよく見るね。
佐武 あっちの方よく見かける感じ。
下緒 丸っとしたの意識してないからじゃない。ドキッとしないからじゃない。
砂田 平田さん服は赤なのに車は青なんだね。
佐武 ほんとだ。なんでだろ。
下緒 携帯は?
佐武 黒だっけ? 黒かな?

平田の携帯は青である

下緒 でも平田さん赤い車乗ってたら、なんか、
砂田 あー、ダメだね。キメすぎだね。
下緒 ガッチガッチになっちゃうよね。
砂田 ちょっとそこは崩しておかないとダメだね。
下緒 それでか?
砂田 自分で分かってらっしゃるのか。
佐武 すげえ。
一同 素晴らしい。

平田は次に買う車は赤がいいなあと思っていた、なんてことは忘れなければならないらしい

下緒 佐武さん的には? 平田さんの第一印象。
佐武 (地を這うような低い声で)第一印象か…。
砂田 何でそんな声で。
佐武 さっきちょっと言ったよ。声のこと。
砂田 さっきちょっと言ってたじゃん。説明しようとしたときに?
佐武 あ、正座になる。
砂田 あー。なるね。
下緒 あ、思い出した。
全然関係ないんですけど、羅針盤入ったときに、皆で相談して決めるって衝撃的じゃなかった?
佐武 どゆこと?
下緒 ことあるごとに逐一みんなで相談するじゃないですか。
佐武 ミーティングとか?
下緒 依頼が来ているのも皆で相談して受けるか受けないか決めるのがビックリしたかも。
平田さんがパパッて決めないんだって。
民主主義的な? 民主主義かどうか知らないけど。
砂田 結構みんなの意見聞いてくれるよね。
佐武 周りに気ぃ遣ってくださるよね。
下緒 円になって、正座して説明してくれる平田さんの印象があります。
砂田 確かに。気を遣ってくれるよね。
佐武 こんな若造に。
砂田 ね、こんな若若造に。
下緒 若若造って。あたしも混ぜてよ。
3人 今後ともよろしくお願いします。

飽きてきたらしく、いつの間にか寝転がっている3人

下緒 なんか修学旅行みたいだよね。好きな人いるの?みたいな。
砂田 楽しい!
佐武 平田さんて、昔モテたのかな?
砂田 難しいよね。
下緒 どういうこと? 何が難しいの?
砂田 なんか、どっちともとれる感じがする。
下緒 昔ってどのくらい?
佐武 高校生くらい。
下緒 学生のころモテそうじゃない?
佐・砂 モテそうだよね。
下緒 だって面白いし、頭の回転速いし。モテそうな気がする。
佐武 でも男子校だったんだよ。
下緒 それってモテるのかな?
砂田 でも彼女いたから。
佐武 あ、そうか。
砂田 ゴキ○○制服の、
佐武 こらー!
下緒 あたしも今それが出てきて、でも違う、ちゃんと学校の名前をって思ったのに!

京都ではかなり有名なお嬢様学校
当時の制服の後ろ姿があまりにもアレに似ていたため不名誉なあだ名で呼ばれていた
平田が高校時代を過ごした京都で下緒は大学時代を過ごしているため、その制服を見たことがあるらしい

佐武 それ言っていいの?
下緒 じゃあピー女子校。
砂田 お嬢様女子校。
佐武 モテたんだ。
砂田 なんだつまらない。
佐武 何?
砂田 だってこれで、全然モテなかったみたいなんだったら面白いのにね。
下緒 それって私達で判断していいの? モテたかどうか。
砂田 だってモテてたらまんまな感じじゃん。
佐武 いーじゃんまんまで。
下緒 ギャップが大事だってこと? 意外性とか。
砂田 だから、どっちともとれるよねって。
下緒 あー。
砂田 まあやっぱ、まんまモテたんだな。
下緒 そんな感じするね。
砂田 いいねえ。
佐武 いいなあ。
下緒 素晴らしい。
砂田 素晴らしい。
佐武 羨ましいなぁ。
下緒 グチだ。グチになってる! やばい、モテない、みたいな。
一同 どうしよう〜。
下緒 永久就けつ、就職しなきゃ〜。
砂田 噛んだ〜。
下緒 永久就職もロクに言えなかったらきっと出来ないね結婚。
砂田 結婚だって知らなかったし私今日まで。
下緒 じゃダメだ。
砂田 ダメだ。
下緒 どうしよう。
砂田 何か、眠くなってきた。
下緒 現実逃避〜。

4:今回客演の口出香織さんについて

砂田 香織さんの第一印象は?
下緒 香織さんて第一印象と、本人に相当のギャップがあるよね。
佐武 ある! すごいある。
砂田 あるあるある。魅力だよね。
下緒 最初の、シュッとしてシャンとしてビシッとしてる感じと、
佐武 実際の、ちょっと天然が入った感じ、ていうの?
下緒 あたし今日、映研さんをエレベータの前で待ってたんだよ。
失礼があっちゃいけないなっと思って、ピシッとして待ってたらエレベータが上がってきて、
挨拶しようと思ったら空だったの。エレベータのガラスの向こうに誰もいなくて、
空なのに何で上がってきたの?って思ったら、ガラスの下から香織さんがヌッて。
佐武 怖い、怖いよ!
下緒 しゃがんでて、ヌッて! めちゃビックリした。
砂田 エレベータの中でしゃがんでたの?
下緒 お腹が痛かったみたいなんだけど、ヌッて!…ていう感じの方だよね。
佐武 そうそう。
下緒 そんな、素敵な感じの方だよね。
砂田 素敵。
佐武 「素敵」で言い表せるよね。あと、お姉さんて感じ。
下緒 口出さんいると安心しない?
砂田 わかる。
下緒 口出さんが稽古場にいるだけで安心するよね。
砂田 あ〜あるあるあるある。
下緒 あとなんか心が安らぐ。
砂田 安らぐ。癒される。癒し系なんだ。
下緒 見た目は全然癒し系じゃない、っていうのも失礼なんだけど、
砂田 クールな感じ。
下緒 見た目はシュッとしてるのに、
砂田 中身癒し系。
佐武 もしかしたら厳しいのかなって思った最初。
下緒 思った。怒られるのかなって。
佐武 (香織さんのモノマネ)「こんにちはー、よろしくー」
女2人 似てる! それ似てる!
砂田 伝わらないのが残念だよね。
下緒 モノマネ似てる。
砂田 何でも出来るよ佐武くん。劇場に入ってくるときの平田さんとかすっごい似てる。
佐武 やるの?
下緒 やってやって。
佐武 平田さんすいません。「おぅつかれさんでーすーーー」
下緒 似てる〜〜〜〜〜!!
砂田 これはねえ、あたし秀逸だと思う。2年間の集大成だね。
下緒 じゃああたし達も後1年くらいしたら出来るようになる?
佐武 出来る出来る。こんな感じだよね?
砂田 劇場バージョンだよね。
下緒 稽古場じゃなくて、劇場に入ると変わるよね。
佐武 こー波打つ感じで「おぅつかれさんでーすー」
下緒 ホント似てる〜。
砂田 これも伝わらないね。
下緒 字だもんね。
佐武 これ字にならないよ。カットされるよきっと。
砂田 こんなに似てるのにもったいない〜〜。

ノーカットでお楽しみください

下緒 すごい似てるよね。
佐武 やったー。これで生きていく。
下緒 え、どこで?
佐武 人生を。
下緒 素晴らしい。
砂田 香織さんか、
下緒 ○○なんや〜、って言うよね。
砂田 うつるよね。
佐武 (モノマネ)「これ買ってきてみたんや〜、サイズあわんげん」
女2人 (爆笑)
下緒 すごいな佐武さん。
砂田 すごいんですよ。レパートリーがたくさんあるんです。
下緒 他は?
砂田 何でもできるから。完コピだから。中井さんとか。
佐武 「(佐武に遠くから呼びかける)さたー、ここ直ってないよー。分かった俺やっとくよー」

一同爆笑
劇場仕込みでの日常風景である

砂田 美緑さんも出来るよね。
下緒 ホント?
佐武 無茶ブリやな! どうやって? えー、美緑さんは…「お高くてよ?」
下緒 顔が似てる!
佐武 あの、珊瑚のネックレス。
砂田 文字じゃ表現できない〜。どうすればいいんだ〜。

5:今回の作品について

佐武 ちょっとは喋って良いらしいよ。ネタばれはダメだけど。
下緒 見る直前の人が読むんだよね。微妙だよね。
佐武 どこまで言っていいのか。タイトルは?
女2人 カッコイイ。
砂田 『白と黒の境界線』
佐武 合ってる? ボーダー? 境界線で合ってる?
下緒 どっちで読むんだっけ?
佐武 ほらもう『白黒』で略されてるから。
砂田 最初迷ってたよね。境界線て書いてボーダーラインて読もうとか。

稽古の声が聞こえてくる

砂田 あー、稽古の声が聞こえますけど。この臨場感溢れる感じ。
下緒 怖い怖い。
佐武 しーまん怒ってるよね。
砂田 えーちょっとちょっと、気になる展開。
下緒 しーまんが怒ってるとかネタバレかな?
砂田 しーまんじゃないよ、矢澤さんだよ。

しーまんとは矢澤あずなの本名に関わるあだ名である

佐武 もー芸名無理だよ呼ぶの。下緒さんはさとちゃだしさー。
下緒 さとちゃを組み込んだ名前にすれば良かったかな。
佐武 どんなやつよ。「ちゃ」はどっからでも来るけど「さと」は来ないよ多分。
砂田 なんでしーまんの話から芸名の話になってるの。
佐武 しーまんだから芸名の話になるの! 無理だよ芸名で呼ぶの。
下緒 しーまんのことは、じゃあ矢澤さんだから、
佐武 やーまん。
下緒 パーマンみたいになった!
砂田 マント、マントがいるよ。
佐武 やーまんずっとイヤイヤしとるよね。
下緒 あ、昔いたよねイヤだイヤだのヤダモンって。
佐・砂 ……?
下緒 ジェネレーションギャップだ……衝撃的だ…。

5歳離れていれば無理もない

佐武 話戻すよ。これよこれ。
下緒 『白と黒の境界線』
佐武 かっこいいよね。出たかったな。
砂田 なんかね、平田さんの今までの作風に無い感じ。
下緒 新たな作風を開拓。
佐武 今までってどっちかっていうと想像の世界、
下緒 えいえい、って感じ。
佐・砂 ………えいえい?
下緒 えいえい。
佐武 分かる人いるかな。
下緒 分かるよねサンディ。
砂田 ……。
佐武 どういう気持ち?
下緒 気持ちじゃないの。
佐武 え? どういうこと? 頑張るってこと?
砂田 エネルギー溢れる。
下緒 そう!
佐武 えー、じゃ今回は?
砂田 大人な感じなじゃん。ハードボイルドな。
佐武 あー、わかるわかる。今まではガーッって走る感じだったけど、
砂田 そうそう。
佐武 今回はしとーっと始まってジャジャンと終わる。
下緒 しとーっと始まってジャジャン?
砂田 こー、どんどん盛り上がっていく感じね?
佐武 そう、ドゥドゥドゥドゥドゥ、ジャン!
砂田 あー分かる分かる。
佐武 今までのはドゥワーーーッ!って感じじゃん。
下緒 ねえねえ、あたしのさっきのえいえいを全然馬鹿に出来ないんだけど。
しとーっとかジャンとかドゥワーーーッとか。
佐武 まだ分かるよ。
砂田 字にしたら同じレベルだよ。
佐武 困った。うまいこと説明、
砂田 疾走感溢れる感じ。今までのがね。
佐武 ずーっと流れてる感じね。滝が。
砂田 突っ走っとる感じね。
佐武 そうそうそう。ブハァッッッて。また出た。擬音。擬音講座。
どうしよう。この表現力のなさ。
下緒 白と黒は、緻密な感じするよね。
砂田 あー。
下緒 積んでって積んでって最後に崩すみたいな。
砂田 素晴らしい!
佐武 流石!
砂田 そんな感じするよね。これはやっぱり、今回は大人だからかな。
下緒 大人な感じするよね。
砂田 だってエロ本とかでてきたもん。
下緒 すごかったねエロ本。
砂田 私は本当に、
佐武 あ、エロ本あるよ。
下緒 しかもめっちゃあるの。小道具なの。
砂田 佐武さんが今日4冊買ってきたの。吟味して。
佐武 吟味してない! 恥ずかしかったー。
砂田 イヤラシイ本がたくさん。
下緒 すごかったね。
砂田 いやー、ダメだ。ホントに気持ち悪くなったもんね。
下緒 胃もたれーって感じ。
砂田 こんなのホントに、

いじけている佐武

佐武 恥ずかしかったなあ。
下緒 現実逃避してる。
砂田 ごめんね。ごめんね。
佐武 袋がズシッて重かった。雑誌4冊とは思えんくらい。
下緒 気持ちの問題?
佐武 これ…買ってしまった。法を犯した感じがした。
砂田 罪悪感感じなくていいじゃん。小道具だからね。
佐武 そうだね。
砂田 あ、今いいフォローした。そうですよー読んでる皆さん、小道具ですよー。
下緒 だから、今パンフを読んでいる皆さんの目の前の舞台上には、今日買ってきたエロ本がある。
砂田 エロ本に気づいた人は、あれは佐武くんが買ったんだなって。

音楽が聞こえてくる

佐武 今、序盤の幕開き?
下緒 曲入ってすっごいかっこいいよね。
砂田 あーはじまるはじまるって感じ。
佐武 わくわくする感じ。
下緒 通し稽古何回見ました?
佐武 まだ1回しか見れてない。
下緒 めっちゃ面白かった。『白と黒』は大人な感じだし、一筋縄ではいってないよね。
願わくば2回見ると面白いよね。
砂田 1回目もすごい面白いけど2回目は、別の見方ができる。
佐武 発見いっぱいあるよね。
砂田 相当なネタバレだね。
下緒 1回目は「え!」(驚愕)、2回目はむふふ(得意げ)。
佐武 1回目見た人に対して、気づいてた? みたいな。
砂田 皆さん、どうか内密に。
佐武 今回さあ、豪華だよね。セットとか家みたいだし。
下緒 豪華! メンバーが超豪華!!
砂田 (ベテランの)平田さんと寺嶋さんと香織さんとか。
佐武 濃いもん。
砂田 稽古見ててもお腹いっぱいになる。
下緒 途中の4人(平田さんと寺嶋さんと岡本さんと香織さん)だけになるとこ、すごい楽しい。
佐武 すごい流石感があってドキドキする。
下緒 寺嶋さん面白いね。
砂田 初めて見たよね。
佐武 凄い。
下緒 大家が出てきてブレンディ飲むとことか面白いよね。あ、ネタバレかな。
砂田 でも元やんとしーまんも頑張ってるから!
下緒 しーまんとかね、髪の毛短くなってびっくりするよね。
砂田 あたしが決めましたあの髪型。
下緒 可愛いよね。あ、元やんの目でかくなってるの知ってる? 今日から。
佐武 今日から? どゆことどゆこと。なんで?
砂田 わかる。目でかくしたの?
下緒 カラコン入れて黒目でかくしたの。
砂田 わかる。可愛くなった。
佐武 へーあとで見てみよう。
下緒 笑ったときすごい可愛い。
佐武 気づかなかったー。
下緒 元やんも言ってた。男性陣は誰も気づかないって。
女2人 もー!
砂田 うとい!
佐武 そんなジロジロ見んもん!
女2人 それじゃモテないよー?

稽古が展開している

砂田 見たいなあ。
下緒 見たいね。
砂田 見るけどね。
佐武 僕見れないらしい。ずっと床下にいるっぽい。
砂田 仕事があるらしいよ。バツンのやつ。
下緒 あー! バツンのやつか。

本編中で行われる、鎖の切り離しは佐武が舞台下で行っている

佐武 だから、どこからかわからないけど、どっかから最後までは床下にいると思う。
下緒 私見ます。サンディは?
砂田 私受付さん、責任者なんだ。
佐・下 頑張れー。
砂田 頑張ります。寺嶋さんにかわって。

ここ数作受付を統括している寺嶋が舞台に出ているため、責任者は砂田になった
終演後に砂田が回収したご祝儀の中には5千円札が多数入っており、その眼力には恐ろしい破壊力があったようだ

砂田 舞台上で平田さんがエロ本読んでるね。
佐武 やったーもう役に立った。
砂田 平田さんが読むとエロくないね。
佐武 経済誌みたいだね。
砂田 なんでだろ。岡本先生が読むとエロいのにね。
下緒 岡本先生さっき熟読してたよね。稽古場の隅っこで。
砂田 すごいね、読めなかった。
下緒 元山優子も熟読してたよね。
砂田 さすが元やん。あんなのホントに売ってるんだね、世の中には。
佐武 売ってるんだよ。
砂田 何で知ってるの?
佐武 買ってきたんだよ! 頑張ってな。結局エロ本の話?
下緒 吸い込まれてるねエロ本に。
砂田 だってインパクトすごかったんだもん。

佐武が体勢を変えたらしい

下緒 喋り疲れた?
佐武 ……。
下緒 満足の沈黙?
砂田 何1人だけ満足感じてんの?
下緒 体勢変だよ。
砂田 セクシーポーズみたい。
下緒 グラビアアイドル?
佐武 違うって。

体勢を変えるが

下緒 それもだよ。
佐武 ええー。
砂田 セクシー。…こんなんでいいのかな?
下緒 佐武さんのセクシーポーズで終わっていっていいのかな。
佐武 もう何でもいいや。
下緒 こうご期待。
砂田 じゃあせーの、
一同 こうご期待!
下緒 こんな唐突な終わりで大丈夫? ねー?
砂田 そういやうーしー、喋ってないよ。
佐々木 ……。
佐武 もー!